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ガンダムビジネス


 今週は、NHK衛星でやっていた「ガンダム宇宙世紀大全」毎晩眠い目をこすりながら、見てしまいました。私はいわゆる「ファーストガンダム」に関して、全てのストーリーを幼少時に見て感動し、プラモデル作成にはまってしまったクチです。ただこれまで、「ゼータガンダム」以降の続編はほとんど見たことがなく、ストーリーそのものもよく知りませんでしたので、いわゆる「地球連邦軍とジオン軍の1年戦争」後にガンダムの世界がどのように変化していったのかは、この番組を見て、初めて理解することができました。マニアにはたまらない見応えかと思います(笑)。

 一言で言うと、「地球連邦軍VSジオン軍」というわかりやすい図式から、「地球連邦軍の派閥分裂とジオン残党他の群雄割拠」という複雑な図式に変わっていったわけですね。番組の中で採りあげられていた場面を見ただけでは、登場人物の位置関係や、敵味方が複雑すぎて全くわからず、思わず職場で昼休みにグーグル検索をしてみたところ、あるわあるわ…多数の詳細な解説サイトがあって勉強させて頂きました。機動戦士ガンダム公式百科事典まで出版されているのには驚きました(笑)。

 このNHKの番組の途中途中で、ガンダムに影響を受けた様々な人々のインタビューが組み込まれていましたが、アニメ関係者のみならず、科学者がいたり、作家がいたりと、改めてこのアニメの影響力の大きさを実感しました。
 
 このガンダム作品(特にファーストガンダム)は、今、大人が見ても十分楽しめる内容で、今では幅広い世代にファンが広がっているようですね。(個人的にはマチルダ中尉が好きでした。検索してこのようなマニアな動画を見つけ、なんだか得した気分です。)ガンダムシリーズは、ディズニーアニメより、ストーリーもキャラクターも手が込んでいて、よくできていると思うのですが、若干複雑すぎてやはり世界展開は難しいのでしょうか。権利関係は創通とサンライズが握っているようですが創通の売上金額ボリュームを見る限り、「まだまだ国内がほとんど」という状況なのではないかと推測されます。

 この創通という会社は、ガンダムという屋台骨に支えられ、着実に業績を伸ばしてはいるのですが、売上高の伸びに比べ営業利益の伸びはいまいちです(下図参照)。

 本来版権ビジネスであれば、もっと利益率は高く、業績も乗数的に伸びても良いはずだと思うのですが、「ガンダムの次のネタ」を探して多数出資しているアニメ作品の収支がかんばしくないのかもしれません。

 ただし、巨額の設備投資や研究開発投資を必要とせず、コンスタントにガンダム関連作品を量産していることで、この会社、キャッシュだけは着々と溜め込んでおります。株式時価総額は100億円程度のようですが、ネットキャッシュ(図のブルー部分)で80億、投資有価証券(図の薄グリーン部分)も換金化できそうなものだけで、20億近くはあるのではないでしょうか。那須氏というオーナー一族が発行済株式の過半数を握っていなければ、間違いなく買収ターゲットになる万年バリュー株であります。

 創通の中期事業計画などをみると「アジア進出」を次の柱に掲げています。権利関係を守るのが大変な国々に進出するのは、非常に骨の折れることだとは思いますが、このアニメの一ファンとしては、「ガンダム」を世界に広めるためにがんばってもらいたいところです。ただ、少なくとも、目先の企業価値向上のためには、オーナー一族の株式を資本市場に放出して持分比率を下げるだけで、相当に時価総額が上がるように思うのですが、いかに。

 このコラムは投資を勧誘するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。

参考記事:ガンダムに学ぶコンテンツビジネス成功の仕掛け

| cpainvestor | 01:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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