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美容室での会話


  先週末の日曜日、新年からの仕事に気合を入れるために、美容室に行ってきました。多くの男性にとって、理容師にカットしてもらうか、美容師にカットしてもらうかを悩むところではありますが、私は単純に「同じぐらいの料金を払うのなら、髭剃りをしてもらうより、20代の若い女性と会話できる方が単純に心地よい」とか思いながら、美容室を利用しています。(女性の皆さん、低脳な発想ですみません。)

  ここ数年は、同じお店に通っているのですが、以前から担当してもらっていたAさんが、「海外留学(遊学)した〜い!」と半年ほど前に退職してしまったため、それ以降は、Aさんの紹介してもらった同期入社のBさんに担当してもらっています。

  AさんとBさんのスタイルは対照的です。

  Aさんは、かなりおしゃべり好きで、カットもそれなりに上手です。私が、「とにかく後ろの髪がうっとうしいのをなんとかしてもらって、なるべく顔が大きいのを目立たないようにして下さい。」という極めてアバウトな指示を出しても、「こんなもんですかね」とささっと仕上げてくれました。会話の内容も、今自分が興味があるドラマだとか、洋服だとか、アーティストだとか、とても話題が豊富で、「最近の20代の女性はこんなことを考えているのか」という私の知的好奇心をくすぐります。その上、愛想も良いので、お客さんもかなりついている感じでした。

  一方、Bさんに最初にお願いした時に、Aさんと同じようなアバウトな指示を出したところ、しばし、無言でした。その後、「Aさんはどんなカットをされていたんですか?(引き継いでいて欲しかった・・・)」、「後ろはどのあたりまで切りますか?」、「もみあげはどうされますか?」と、質問し、具体的に指示を出すと、基本に忠実に丁寧にカットしてくれました。会話はというと、こちらから何かを聞かない限りは、基本的に無言で、淡々とカットしますが、何か話しかけると、それなりに応えるという感じです。私も疲れていて誰とも話したくないときには、この対応もうってつけなのかもしれませんが、さすがに1時間弱無言でいられるのは、こちらもつらく、時々、当たり障りのない話題を向けると、ポツリポツリと話してくれます。(何だか、正直、どっちが気を遣っているのかわからなくなるときがあります・・・)

  今日もBさんに担当してもらいながら、私が「美容師は、やっぱり、独創性が強いアーティストタイプが多いんですか?」などと聞くと、「アーティストタイプと職人タイプに大きく別れますが、アーティストタイプの方が少数派だと思います。」との答え。

  そして珍しくBさんは語り始めました。

  アーティストタイプの人は、センスが良いので、練習が嫌いなわりには、上達も早いし、お客さんを捕まえるのも上手な方が多いような気がします。でも、飽きっぽい人、ムラがある人も多く、一つのお店が長続きしない人も多いです。ただ、どこに行っても、お客さんはそれなりに掴むんだと思います。一方、職人タイプの人は、上達するのに時間はかかっても、よく練習し、下積みをきちんとこなしているので、ある程度までいければ、技術に安心感がある分、時間はかかりますが、お客さんも着実についてきます。また、その結果、お店で重宝がられます。

  お客さんもおわかりになっていると思いますが、私は、アーティストタイプではありませんし、人の何倍も練習して、先輩に怒られながら、技術を覚えてきたようなタイプです。お客さんと話をするのもあまりうまくないので、お客さんから話しかけられない限りは、自分からはあまり話しかけないようにしています。ただ、お客さんの中には、「黙って静かにしていたい」っていう方、結構、多いんですよ。そういう方が私のお客さんにはかなりいらっしゃいます。それから、忙しくても、店長に止められない限りは、必ず洗髪も含めて、最初から最後まで自分でやるようにしています。「1時間きっちりつきあってくれてありがとう」と言ってくれるカットだけのお客様も多いものですから。

  最近、うちの会社も大きくなったせいか、新人採用の時に「勤務時間内に実技練習できます」とか、「完全週休2日制で仕事とプライベートに配慮」とか、「海外研修制度もあります」とか、待遇面を積極的にアピールしているんですけど、それって本当に良いことなのだろうかって思うんですよ。私が入ったのは7年前ですけど、当時は勤務時間なんてあってないようなものだったし、先輩だって親切に仕事を教えてくれたわけでもなく、「見て覚えろ」の状況だったし、失敗すると、ものすごく怒られたし・・・。

  でも、アーティストタイプではない、たいていの美容師見習いの子は、こういう昔ながらのやり方の方が、辛抱できればずっと力がつくと思うんですよ。まあ、私みたいに、急に今年から週休2日制になって、「空いた休みに何をしようか」と考えてしまう仕事バカも、どうかとは思うんですけど・・・。


  この話を聞いて、「どこの世界も似たような状況があるのものだな」と思うと同時に、初めて、いつもすました表情で淡々と仕事に励むBさんの本音が聞けたようで、なんだか嬉しくなりました。しかも、自分と似たタイプであることが判明して、とても共感を覚えました。

  店の前まで、見送ってくれた、Bさんを見ながら、次回もまた、彼女を指名しようと思いました。


  それにしても、Bさん、よく見ると、可愛らしい顔をしているのだから、見送りの時にもう少しだけ笑顔を作れるようになったら、腕は確かな分、お客さんは倍増すると思うんですが・・・。

| cpainvestor | 00:10 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
Bさん萌え〜(;´Д`)
Posted by: 通りすがり |at: 2008/01/08 1:53 PM
【20代の女性と話したいから】美容室、では無くて、(〜から)【その】美容室、では??

私の担当も、どちらかといえば職人タイプかも。会話したくないときにはほうってくれるのと、あなたが見ていい感じに仕上げてください、でOKなんです。(自分の髪型って、自分では全部は見えないので、彼が客観的に見て【いい感じ】なら良いのかと思っています。)

>アーティストタイプではない、たいていの美容師見習いの子は、こういう昔ながらのやり方の方が、辛抱できればずっと力がつく

と彼女が思う理由が、聞いてみたいです。自分の経験でしょうけど、時代なのだと思いますが今は私達の時代に比べても【ゆるゆる】している気がします。ソレが文字に出来れば…。
Posted by: rita |at: 2008/01/09 12:22 AM
通りすがり様

たぶん、実物見たほうが「萌える」と思いますよ。
Posted by: cpainvestor |at: 2008/01/10 12:56 AM
rita様

先日の一件があるまでは、本当に「チェンジ」しようかと思ってたんですよ。気詰まりでしたし。

やはり、第一印象だけで判断してはダメですね。

Posted by: cpainvestor |at: 2008/01/10 12:58 AM
「ちぇんじ」する前に話す機会があってよかったですね。
まさに、ぴったりじゃないですか。

世の中第一印象で判断しちゃう(思い込んじゃう)ケースのなんて多いことでしょうね。
Posted by: rita |at: 2008/01/10 2:19 AM








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