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松井選手獲得はバリュー投資となるか


 松井秀樹選手がケチケチ球団で有名なビリー・ビーンGM率いるオークランド・アスレチックスに入団することがきまりました。
 アスレチックスは、前回のエントリーで紹介した「マネー・ボール 」に詳しいですが、セイバー・メトリクスという統計的手法を使って、獲得年俸の割にチーム勝率向上に貢献しそうなコストパフォーマンスの良い選手を発掘し、これをうまく使って経営を安定化させていることで有名な球団です。より具体的には、打者の場合、チャンスに強いか否かなどはほとんど気にせず、四球を選ぶ選球眼が良く、出塁率が高いわりに年棒が割安な選手を好んで雇い使う一方、それなりに活躍して年俸評価額が上がった選手は、躊躇なく放出して利益確定する、そういったポートフォリオのリバランス的な発想で野球選手を取捨選択していると上記書籍に書かれています。
 確かに今期の松井の成績を見ると、出塁率3割6分1厘は、リーグ内でもかなり高い水準で、イチローも上回っていることがわかります。年俸は425万ドルと、この球団の選手としてはかなり高めなのかもしれませんが、全盛期の松井の年俸(1,300万ドル)から比べれば、かなりお得感があります。選球眼は加齢での衰えが少ないとも言われている上に、単年度契約でリスク限定もしているということになれば、アスレチックスにとってはかなり良い買い物をしたということなのかもしれません。また、松井にとっても、この球団でレギュラーとして出番が保証されるということであれば、再奮起をする働き場所として申し分ない環境なのではないでしょうか。松井と同い年の自分としては、ぜひアメリカでもうひと花咲かせてもらいたいと思います。

 松井はアスレチックスにとって、成熟産業の中で着実に残存者利益が確保できそうな低PBR株投資といったところなのかもしれません。来年、実際にバリュー株効果が出るかどうかは見ものです。

 そういえば最近、日本の資本市場もバリューな中小型株やREITが少しずつ上昇してきましたね。ここからじっくり長期投資といきたいところですが、日本経済の中長期的なマクロトレンドを考えると、ほどほどのところで利益確定することも重要なのかもしれません。私の場合、目先の住宅資金確保という目的もあって、配当利回りの魅力もなくなったこのREITを先週全株売却して利益確定し、住宅購入資金口座に移しました。

| cpainvestor | 01:13 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
本年もよろしくお願いします。
CPAINVESTORさんにとっていい年でありますように。

Posted by: 矢向 |at: 2011/01/01 4:54 PM
矢向様

ご訪問ありがとうございます。
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
Posted by: cpainvestor |at: 2011/01/11 8:50 PM








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