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サムライの真価


 私には普段から、よく集まって食事をする同業者との定例会がいくつかあります。多くは元同僚や過去の仕事関連でのつながりが主体ではありますが、お互い刺激しあえる仲間との定例会であればあるほど、長続きしているような気がします。

 最近そのような会に出席していて気がついたのですが、多くの会計士にとっての出発地点に近い、大手会計事務所系の職場で組織人として働いている人間はすっかり少数派となり、独立自営業者、もしくは異業種で(会計士資格が必ずしも大きなアドバンテージにならない分野で)活躍する仲間が多数派になっています。また、海外で活躍する方も多くなってきていて、米、英、豪、香港、シンガポール、その他アジアはもとより、ぶっとんでいるところではアフリカのガーナという方もいます。そういう方が帰国するたびに催される会などに出ると、土産話だけで相当に盛り上がります。

 でもそういう会に出た後にいつも思うのは、「独立自営業者と組織の使用人の間には埋め難い溝がある」ということです。組織の看板がまったく使えず、来月は受注が途絶えるかもしれないという緊張感のもとで長く仕事を続けている人間は、おしなべてたくましく、少々のことではまったくへこたれない「生き強さ」をもっています。

 特に人を使って立派に「経営」を持続している同業者を見ると、看板があるにも関わらず、スタッフ数人を食べさせる仕事をとってくるのにすら四苦八苦している自分との差を感じて、劣等感におそわれます。「四十にして惑わず」と言いますが、アラフォーになっても惑いまくっている自分がおります(笑)。

 「経営のアドバイザーのような仕事がしたい、経営者の相談相手になりたい」というサムライは、やはり最後は使用人であってはいけないような気がします。経営者のためを思って、言いたいことが言えるようになるためには、程よい距離感が必要で、そのためには自分もまた独立自営である必要があるということなのでしょう。単なるファンクションとしての専門性に優れ、看板や他者の販路に依存して仕事をしているだけでは、サムライとは決して言えないのだと思います。サムライとしての真価は、組織から離れ、自分で自分をマネジメントしなくてはいけない段階になってはじめてわかります。

 この本を読んで、自分も無意識のうちに、ダチョウ男になっているのかもしれないと思い、空恐ろしくなりました。

| cpainvestor | 01:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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