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同世代で真剣に日本のことを考えている人間が何人いるか


 このブログは、政治、宗教がらみのことは、これまで一切書いてきませんでしたが、今回だけは、お許し願いたいと思います。

 彼と初めて会ったのは、もうかれこれ5年以上前でしょうか。私がベンチャー支援の仕事をしている時に、ある方から元気な若手経営者を紹介してもらいました。アクセンチュア出身の彼は、同僚と人材育成サービスの会社を始めて、次々と昔のコンサルタント仲間をスカウトして会社を大きくしているところでした。

 彼の経営スタイルで特徴的だったのは、自分の得意分野を熟知し、組織運営と経営をうまく分業していたところでしょうか。コンサルティングビジネスの企業というのは、優秀なヒトが財産です。優秀なヒトを継続して抱えるためには、個々人に成長機会を提供する魅力的な新しい仕事を獲得し続けることと同時に、緊張感がありながらも居心地の良い組織作りが欠かせません。彼はもっぱら全社の経営戦略と新しい事業機会の創出に専念し、代表業務と組織運営は、自分より年長で人望のあるパートナーに任せていました。この二人の二人三脚がうまくいっているのでしょう。会社の経営は比較的順調だと聞いています。

 自分でベンチャーを立ち上げるような方は、どなたも大きな夢や熱い思いを持ち行動力に長けているわけですが、彼は冷徹なそろばん勘定も持っていて、「どういう顧客をどういう手順で攻め、どういうタイミングで採算ラインにもっていくか」ということを常に考えながら行動するタイプでもありました。当時はまだ、小さな雑居ビルに間借りしているような状況だったと思いますが、「早く新興国での新しいビジネスをはじめたい」と言っていたことが印象に残っています。
 優秀な経営者というのは皆、「有言実行」であるわけで、その後、彼の会社はいち早くインドに進出して現地にネットワークを築き、日系企業などの現地進出のサポートを事業化していると聞いています。

 そんな彼にしては珍しく、今回は必ずしもそろばん勘定に合わないような挑戦をしようとしています。大義は「日本のため、そして故郷薩摩に若い世代が残れる仕事を創るため」。彼は鹿児島3区から衆議院選挙に出ることを決めました。 いくら第三極の政党に追い風があるとはいえ、本気で選挙に勝つ確率を上げることだけを考えれば、若い世代が多く、有力な候補者の少ない都市部の選挙区に挑戦するのが、定石なのかもしれません。ただ彼は、あえて自分の生まれ故郷で挑戦することに決めました。

 高齢化が進む今の日本で世代的に最も割を食っているのは、若者です。平日の昼間に年金世代の皆様がゆっくりくつろぐ中、多くの若者は年功では決して上がらない安月給で懸命に働き、重い社会保障の負担に耐えながら、家族を養っています。
 正直、私のような30代は、日々の仕事でどう成果を出し、家族をどうケアするかを考えるのが精いっぱいで、「日本をどうしようか」というところまで頭がまわらないのが現実なのではないでしょうか。

 私達と同世代で日本のことを真剣に考えて行動を起こす人間は稀です。しかも彼はゆとり世代の若者をビジネスマンとして鍛え上げる教育サービスをゼロから立ち上げ、自分の組織を大きくしてきた実績があります。二世、三世ばかりの職業政治家や経歴自慢のお役所出身者ではなく、こういうビジネスマインドを持った若い世代を国政に送り込まなければ、この国は本当にダメになっていくのでしょう。

 今回の選挙では、彼の勝算は微妙かもしれませんが、その決断と行動力に敬意を表して、応援したいと思います。鹿児島3区の皆様、地縁、血縁、後援会も大事ですが、彼の志は本物ですから、どうかよろしくお願いいたします。

 彼の名前は、 福留大士 といいます。記憶に留めておいて下さい。

| cpainvestor | 13:35 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
実行力と実績は素晴らしい人だと思いますが、維新の会からの出馬というのは残念です。
石原氏が党首の政党では、外交問題が悪化する懸念があるので支持しづらいです。
Posted by: 後藤 |at: 2012/12/02 2:04 PM
おー、書いてましたか。なかなか難しいのでかけませんでしたが、cpainvestorさんらしい、的確な分析と文章ですね。本当に、私も同感の思いを持ちました。いまやっとけば、いつかくる次の本番に備えることができます。そういう計算ももちろん、篤い志もあってのことだったと思います。春になってcpainvestorさんが落ち着かれましたら、是非みんなでお会いしたいものですね。
◆rita◆
Posted by: rita |at: 2013/01/31 7:40 PM








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